『シュレック・フォーエバー』順位高すぎたかなあ。ま、いいかラストだからご祝儀。今までの分も含めてってことで。逆に『ジェニファーズ・ボディ』は、もうちょい上でもよかったかなあと反省。脚本のディアブロ・コーディは、これからも活躍してほしいなあ。
『リトル・ランボーズ』は、他人との距離の取り方がわからないヤツらって感じも好きだな。
『ナイト&デイ』見てて、ああ、居場所がわからない人なんて、この世界には存在しないんだ、と感心してしまった。うまい映画だよね。
実は今年いちばん数多くの回数見たのは『ヒックとドラゴン』。4回だけど自分としては多い方。しかも初回は2Dで見てやがんの。
では、残りの順位。
5位17歳の肖像
ちょっと嫌みなところもある映画なんだけど、
心のちょっと取りにくいところに入り込んじ
ゃった映画なので。ここではたまたま17歳だ
が、年齢に関係なく世の中や物事の見方がち
ょっと変わることはあるもの。その狭間のエ
アポケットみたいな瞬間を描いた映画。個人
的に「狭間」を描いた映画に弱い。狭間って
気持ちよいよねえ。
4位Ricky
妻・夫・娘の3つのラインを分離させずに表
現している。この映画の出発点はどこなんだ
ろう、と思うくらい人物を立体的に描いてい
て面白い。視点が定まらないところが面白さ
につながっている。厚みがある映画。
3位スプリング・フィーバー
「今」しか描かない映画。「先」は、一切描
かない。「先」がないから「前」もない。だ
から連続性が自ずと否定される。連続性のな
い「今」とは、こんなに面白いのか。
2位ハロウィンU
主人公が夢…というか意識の深いところと現
実の間を行ったり来たりして、徐々に「あの
地点」にたどりつこうとしている。そして、
とうとう彼女はラストで無事にたどりつく。
そこにあるのは、前作と元作含めた物語全体
についての肯定的な視点。美しい映画だった。
結局、作り手が最も描きたかったのは、「ハ
ロウィン」という映画に惹かれた作り手自身
であり観客だ。だから、冒頭に前作のオマー
ジュがある。そういうこと。エンジェル・マ
イヤーズは、ひとりではない。
1位 サベイランス
どこを切り取っても、そこから別のストーリ
ーが発展するほど濃密な映画。禁煙してる警
察署長だけでも。不安定な家族、不安定な関
係。何度見ても飽きない。また、意外に色彩
と構図が美しい。少女のステフは、真っ赤な
ルージュをつけている。…言い出したらきり
がないほど好きな映画。
***2010年ラストの記事です。邦画のベストは新年に繰り越しちゃいました。
極めて、個人的で独りよがりな内容のブログですが、読んでくださって感謝しております。
ここはアウトプット、Twitterはインプットという区分けをしておりますゆえ、コメント欄は設けておりません。こんな状態でいつまで続けられるものか、ちょっと楽しみです。
ともあれ、 2010ありがとうございました。新年も宜しくお願いいたします。