『ソーシャル・ネットワーク』。
人物伝のように見せて、そうでもない。人物
描写していくなかで、徐々に見せていくもの
がある。そもそも、まだまだ若い実在の人物
を描いているのだから、本体の像がぶれるだ
ろうし、その分、批判も免れなかろうに、き
っとそんなことも含めて、いわゆる確信犯的
に作品を作り上げた、そんなところが、明ら
かに、他の映画とは違う圧力を感じた。
2011の中で、重要な映画になるだろうと思う。
【◎本命】
アンストッパブル
愛する人
ソーシャル・ネットワーク
海炭市叙景
ソウル・キッチン
◇『ソウル・キッチン』は、大好きな映画だ
が、いかんせん古い。2011の映画として語る
には、そぐわない。日本映画では『海炭市叙
景』が良かった。これは、去年見ておくべき
だったな。
【○対抗】
人生万歳
スプライス
しわせの雨傘
グリーン・ホーネット 3D
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
犬とあなたの物語 いぬのえいが
カレーのにおい
白夜行
◇『みーまー』は、このライトノベル素材を
映画化するなら、このアプローチが正解だっ
たのではないかと思う。ま、それだけの話だ
けど。少なくとも、『GANTZ』みたいな
「お話し合い」がないことだけでもヨシとす
る。
【▲単穴】
劇場版イナズマイレブン最強軍団オーガ襲来
◇いわゆる一発屋。次はない。
【△連下】
モンガに散る
ウッドストックがやってくる
僕が結婚を決めたワケ
◇良いところもあるんだけど、全体的にまあ
まあかなと。
【×穴】
冷たい熱帯魚
◇うーん、要するに、そんなに持ち上げる映
画に思えない。いいところは実話そのままだ
し。それが希有なんだと言われればそうかも
しれないけど…それは斬新じゃない。
【切り】
デザート・フラワー
エクスペリメント
イップ・マン
デュー・デート
完全なる報復
GANTZ
RED レッド
◇ちょっと退屈だった映画。なんか新宿武蔵
野館の率が高い(笑)。
『GANTZ』は、「お話し合い」映画で退
屈。話し合いは、済ませておいてくれないか
なあ。
【競走除外】
シャッフル2 エクスチェンジ
少女戦争
サビ男サビ女
◇論外。
**以上、今月は28本でした。