2011年09月01日

#302 2011-8月の超・本命映画は『インシディアス』と『七つまでは神のうち』

**8月(2011.8.1~8.31)に見た映画40本
のなかでイチバン良かったのは、『インシディ
アス』と『七つまでは神のうち』

夏らしく洋画邦画ともホラー映画ってことで。
どちらも、クラシカルな中に斬新な味わいの
ある映画で、とっても好き。

『インシディアス』は、まだ見切ってないか
ら、もうちょっと見直したいんだけど、福袋っ
ぽい映画で楽しい。なにより単調じゃない。
映画的アイディアの層が厚いなと思った。

そういうアイディアの厚みは『七つまでは神
のうち』にも感じた。軸だけじゃなくて枝葉
の部分にも、いろんなアイディアがつまって
て面白い。これ、原作から三宅隆太さんが作っ
てるってのが、またまたすごいこと。

ホラーとかお化け屋敷的なモノってのは、奥
が深くて面白いなあと感じた。とっても魅力
的な2本でした。

***2011-8月に見た映画***

【◎本命】
一枚のハガキ
行け! 男子高校演劇部
ナッシュビル
インシディアス
ピラニア3D
劇場版 ハヤテのごとく! HEAVEN IS A PLACE ON EARTH
七つまでは神のうち
ゴーストライター

 ◇『一枚のハガキ』は大傑作。シリアスからコ
 メディー、正気から狂気への段差のない移行が
 神業。すげー映画だ。『ゴースト・ライター』
 の神業は見せ方。冒頭であっけにとられた。こ
 の乗り物をこう描くかー。『行け! 男子高校演
 劇部』は大好きなコメディー。『劇場版 ハヤテ
 のごとく!』も上質なコメディー映画だと思う。
 日本のコメディーもまだまだいけるねえ。『ピ
 ラニア3D』はBlu-rayで見ちゃってたからなあ。
 アジャの監督作としては3位。

【○対抗】
モールス
ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー
トライアングル
メカニック
未来を生きる君たちへ
カンフー・パンダ2
イースターラビットのキャンディ工場
うさぎドロップ
神様のカルテ
アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!

 ◇『モールス』は、今後増えるであろうアメリ
 カン・リメイクの基準になるかなあと思う。ま
 あ、あとは文句ない映画でした。「楽しかった
 よ」というところ。ま、「メロメロになる美女」
 ではない。

【▲単穴】
トワノクオン 第3章 夢幻の連座
カーズ2

 ◇トワノクオンは、ほんとに面白くなってきた
 きた。「小出しにしやがって」という不満はあ
 る。ま、毎月楽しみだから、いいか。『カーズ
 2』は楽しかったんだけど、いかんせん、クル
 マしか出てこないから飽きる。

【△連下】
エッセンシャル・キリング
スーパー!
劇場版NARUTO ブラッド・プリズン
オーズ・ゴーカイジャー

 ◇『エッセンシャル・キリング』は、何がいい
 のかワカラン。ウォーホルの『眠る男』とかネッ
 トで見たけど、それに近い感じだと思う。『スー
 パー!』は、エレン・ペイジのアレならクロエ・
 モレッツのあんな風のほうがいいんじゃないか
 と思った。簡単に言えば「お前が死ね」という
 こと。全部妄想かも、と思うとなおさら腹が立
 つ。まあ、個人的に向いてなかった映画。

【×穴】
魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢の中の輪舞
ドライブ・アングリー 3D
ツリー・オブ・ライフ
鉄拳 ブラッド・ベンジェンズ

 ◇『ドライブ・アングリー 3D』は、マカロニ・
 ウェスタンのつまんないヤツみたいな映画。ちっ
 とも新鮮味がない。こういうの飽きた。『ツリー・
 オブ・ライフ』は、全然わかんない。ちっとも
 面白くない。こういうの「感じろ」とか言われ
 てもねえ。それは映画の娯楽的であったり芸術
 的であったりする部分と違うと思うよ。内容と
 は別にそういう意味で宗教的。『鉄拳 ブラッド・
 ベンジェンズ』は、見ていていろいろ考えてし
 まった。ゲームで積み上げてきたCGの技術と
 映画のそれって、違いがあるんだろうか。


【切り】
極道兵器
こち亀THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!
復讐捜査線
乱反射/スノーフレーク
ハンナ
ソーローなんてくだらない
劇場版 魔法先生ネギま! ANIME FINAL
この愛のために撃て

 ◇ちょっとね、スシ・タイフーンの映画は、好
 きじゃなくなった。それでも『極道兵器』は楽
 しめたほうだ。『復讐捜査線』『ハンナ』『こ
 の愛のために撃て』は、詰めの甘い映画だなあ
 と思う。どれも悪いやつが頭悪そう。『ソーロー
 なんてくだらない』は、中盤から向かう先が変
 わりすぎて戸惑った。ラストで大きな声で歌え
 ばいいってもんじゃないだろう。早漏で始めた
 んなら、それについてはちゃんとケリをつけな
 さいよと。桐谷美玲の主演の映画は難しそう。
 なにもセンターに立たなくても光る人もいると
 いうこと。

【競走除外】
劇場版ハートの国のアリス
デッドボール
シャンハイ
BabyPrincess 3Dパラダイス〈0〉ラブ

 ◇『シャンハイ』はナレーション映画。ラスト
 の大事なことをナレーションで言われてアゼン
 としてしまった。『アバター』のラストで、
 「ジェイクはナヴィとして生きることになりま
 した」ってナレーションで言われるようなもの。
 ちょっと驚いたよ。アニメ2本は、超つまらなかっ
 た。『デッドボール』は、つまらない映画だっ
 た。なんかさ、下品なジョークしか言わないの
 に、自分のことスゲー面白いヤツだと勘違いし
 てる感じ。こういう下品な差別はつまらない。
 大嫌いな映画。

**以上、今月は40本でした。
posted by TcinemaholicT at 02:42| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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